一番よく飲まれている普通煎茶のいれ方をご紹介します。
深むし煎茶や玉緑茶も同じようにいれてください。
淹れ方にこだわるとお茶の奥深さがだんだんわかってきます。
茶わんにお湯を入れる(ここは省略してもかまいません)
人数分の茶わんに、―度沸かしたお湯を入れます。茶わんを温め、お茶をいれるのに適した温度までお湯を冷ますためです。お茶はお湯が熱いと苦味が、冷めていると甘みが出るので、新茶などのさわやかな香りやうまみを楽しみたい場合は70℃以下のぬるいお湯、強い香りと渋味がほしいときは、少し熱めのお湯がいいでしょう。
茶葉を急須に入れる
分量は1人分がティースプーン1杯(2~3g)くらいが目安です。1人分だけいれる場合は、少し多めにティースプーン1杯半(5g)くらいがいいでしょう。
冷ましたお湯を急須に入れる
茶わんの中で冷ましたお湯を、急須にうつします。葉が開くまで、1分ほど(深むし煎茶だと30秒ほど、お好みの時間を見つけてください)待ちます。
茶わんに順番につぐ
濃さが同じになるように、少しずつ回しつぎ、最後の1滴までしぼりきります。
- 目安よりも少し多めに入れるのが、簡単においしくいれるコツです。
- お茶の種類ごとに合った温度があります。玉露や高級煎茶は、60℃ぐらいでゆっくり。玄米茶やほうじ茶は、熱いお湯でさっといれると美味しくいただけます。
- 1人分のお茶の葉の量も種類で変わります。玉露や煎茶は、ティースプーン1杯(3.3g)、番茶やほうじ茶は、ティースプーン山盛1杯(3g)、重さは同じくらいでも量がちがいます。
- お茶を入れるときに水道水を使う場合、5分ほど沸騰させてカルキのにおいを消してから淹れると、お茶の香りと味がより引き立ちます。
- 湿気や熱、光に弱い茶葉。茶缶などの空気の入らない容器に入れ、冷蔵庫などの涼しくて光の当たらない場所に保存してください。